2011/02/21

誰がために




こんな過疎サイトでも人の出入りとはあるものだと思っています。つまり、去る人がおり、新しく来る人がいます。
世の中とは流転することで成り立っているのだから、それ自体に関しては取り立てて言うべきことはありません。
しかし新しく来た人というのは、このサイトの文化を知りません。過去に何度も日記で言っていることも、日記は日記で流れていくもの。興味を持って確認でもしない限り、知り得ません。
だからこのサイトを、よくある「SSサイト」と勘違いする人もいることでしょう。昔に比べれば流石に少なくなっただろうとは考えていますが。
このサイトで最も目立つコンテンツがSSであることは否定しません。そしてそれを楽しんでくれるなら、別にそれを止める気もありません。
ただ、何度も言っていることなのですが、ここは「SSサイト」では絶対にありえないのです。そもそも俺自身が自身をSS書きであるとは思っていません。それはSSを専門に書かれていらっしゃる方にも失礼ですから。
このページを見る際はそのことを念頭においてください。と、ご新規さん向けに言っておきます。

さて、以上が前置きです。ここからが本題。



皆さん、ちゃんとトップページ経由してますか?

いえね、「また」なんですよ。またトップのカウンターの増加と作品閲覧数の増加に、著しい齟齬が発生してるんですよ。
トップのカウンターが1日に150前後回るのに対し、俺の作品ベースで申し訳ありませんが、作品閲覧数が800〜1000の上昇です。
ありえない数ではないかもしれませんが、俺はそこまで作品を更新していません。それなのにこの上昇値は、ちょっと異常かと思います。
推測ですが、作品のページ(作品本文があるページ)にお気に入り追加をしている方がいらっしゃるんじゃないでしょうか。
確かにうちのページは、一般的な「SSサイト」と比較したら、作品にたどり着くまでのステップが多いです。投コンの機能を改善してステップは減らしましたが、それでもやっぱり最低限は残ります。
だから、SSのみを目当てに来てる人達からすればSSページにお気に入りをしたくなるというのは、理屈的にはわかります。
しかし、もしそういうことをしている方で注意力に自信がある方は、もう一度このサイトトップに書かれている注意事項をお読み下さい。

このサイトはトップページ以外をお気に入りに追加することは禁止してるんですよ。

理由は簡単。重要情報の伝達事項漏れを防ぐためです。
たとえば、この間人気投票やりましたよね。あれ、本当はトップだけでやるつもりだったんです。
けどそれだとあまりにも皆が気付かなかったから、結局投コンページにアンケートを設置する手間が必要になったんです。
もう次はやりません。次はトップページだけで済ませます。だって俺が面倒臭いですから。
それと同じように、(今のところ予定はありませんが)たとえばサーバーの移転、たとえば更新を休止するなどのお知らせを、一々サイトの色んなところに貼り付けるってのは、無駄な手間以外のなにものでもないんですよ。だって本当ならトップページ一本で事足りるはずなんですから。
トップページにアクセスしてほしいのは、もちろん俺が「どのサイトから、どういう経路で来ているのか」を知りたいというのもありますが、同時に皆さんに「知らなかった」を防いでいただくための規約でもあるんです。
「サーバーが移転したらわかるよ」などと過信しないでください。実際、前のサーバーから移転した際に同じことをしてた人達が、こぞって移転の事実や移転先を知らなかったということがありましたから。
だから、トップページ以外をお気に入り登録している人に、俺は救済の手を差し伸べることはまずないと思ってください。規約破ってるんだから、当然ですよね?

そうすると今度はこんな意見が出るでしょう。「じゃあサイトの構造をもっと簡単にしろよ」と。
もちろん俺もただの考えなしじゃありません。何度となくサイトの構造を改変してきています。
その結果、一番各コンテンツへのアクセスが容易になったのがこの形式なのです。
作品を読む際に4ステップもかかって何が容易かと思われるかもしれませんが、このサイトが「SSサイトではない」というところに立ち返ってください。
これだけ雑多なコンテンツがある中で、投稿作者の皆様の作品もある中で、逆にたったの4ステップで作品にたどり着けるところはそうないと思ってますよ。
まあ、トップページを一つにしてしまえば3ステップになるわけですが。それはあまりいけてないなというのが現状です。
ステップの数だけではなく、コンテンツの多さも問題点として挙げられるかもしれません。しかしやはり、「SSサイトではない」、ひいては「単一コンテンツのサイトではない」のです。
俺はSS――正直最近俺が書いてるのはSSではないんじゃないだろうかと思っていますので、小説(笑)と表現を改めましょう。
俺は小説(笑)を書いています。俺は音楽(笑)を作っています。俺は絵(笑)を描いています。そして、プログラムを作っています。
その全てを公開するとしたら、今以上にすっきりさせることは難しいんじゃないでしょうか。無論、その努力を放棄する気はありませんが。ぶっちゃけ俺ももっと管理しやすくしたいです。
カオスっぷりに定評のあるチャットも、ローテクなのかハイテクなのかよくわからない絵茶もある。むしろこっちの方が利用者との連絡が密に取れているので、俺にとっては大事です。
切り捨てられるものは出来る限り切って、現状があるのです。

さて、ここで俺が想定し得る最も嫌いなタイプの利用者の言いそうなことを提示しましょう。「SSが一番大勢楽しみにしてるんだから、それ一本にすればいいじゃん」。
もしそんなことを言う利用者がいたら、俺はこう返します。「二度と来るな」と。
よもや皆さん、俺が皆さんのために小説(笑)書いてるなんて勘違いはしてませんよね。古参の人達はまず大丈夫だと思っています。

俺のスタンスは、俺が楽しむために各種の作品を作り、結果として楽しめる人がいるかもしれないので公開しているに過ぎません。

これも何度も言ってることですが、感想がないからと言って小説(笑)を書くのをやめることは絶対にありえません。読者がいないからと言ってやめることはありえません。
俺は「書いてる俺が楽しみたいから」書いているに過ぎず、その結果として受けた評価は狙ったものでもなんでもありません。単なるおまけです。
逆に、俺が飽きれば問答無用で切り捨てるでしょう。たとえ皆が「やめないでくれ」と言ったところで、俺には知ったことではないのです。
幸いなことに、現在俺が手をつけている全てのものは飽きていません。幻夢伝もゴチャマゼも音楽も絵もプログラムも。ただ、俺の体は一つであり、思考リソースも限られているので、一部が停滞しているだけで。
何度でも言います。俺は俺のためにサイトを運営しているだけであり、言い方は相当悪いですが、皆さんにはそのおこぼれをあげてるだけなのです。
俺は管理人ですが、非常にわがままで自分勝手で性格的に難のありすぎる管理人なのです。このサイトを利用するときは、そこを誤解しない方がいいことでしょう。

誰かのためって言葉は、俺の嫌いな言葉の一つです。嫌いというよりは、信じられない言葉ですが。
もちろん俺だって『人のため』に行動することはありますが、それは巡り巡って俺のためなのです。「誰かのため」なんて都合のいい言葉で美化したくはない。
このサイトは誰がためにあるのか。俺にとっては俺のためにあるものです。そして、俺が不愉快に感じる要因は、全力を持って排除していきます。
誰だって自分の部屋にゴキブリが出たら退治するものでしょう?普通はね。



まあ、大体そういうこと。この日記はしばらく更新しませんので、気がついた方はお読みになるがいいかと。
・・・本当に読んでほしい人たちは読まないだろうけど。それは「その人達にとっては必要のないこと」だから仕方がありませんね。排除はしますが。


TOPに戻る