2011/05/05

思ったこと




理想郷の掲示板なんかで、よくテンプレって言葉を目にしますよね。
使われ方の傾向としては「テンプレ=つまらない」というのがほとんどを占めているかと思います。
けど、俺はテンプレだから絶対つまらないとは限らないと思うんですよ。

テンプレっていうのは、言い換えればルーチンワークです。
ある程度決まった型に沿って話を作るということです。
当然話の流れとしては、既存の多くの作品に似通ってしまいますが、メリットがないわけではありません。
何かというと、「話を作るのが比較的簡単であること」と「変なオリジナリティを発揮しないようにすれば、既存の作品と同等の質を確保できる」ということです。
これはルーチンワークのメリットでもあります。そもそも日本が高度な成長を遂げた要因は、このルーチンワークのメリットを活かし生産スピードを上げつつ一定の品質を確保したことです。
ただしデメリットとして「新しいものが生み出しにくい」ということが上げられます。品質を確保するためには、一定の工程を崩せませんから。
だから、同じような系統の話を何度も見た人が飽きて、「テンプレはつまらない」という結論につながる可能性が高いわけです。
けどそれはつまらないわけではなく、飽きているだけという可能性も高いです。テンプレだからつまらないとは、また違うかもしれません。

では、テンプレを使わない場合はどうかというと、この真逆の性質を持つわけです。
新しいものは生み出せるでしょう。その代わり、品質は安定しないし、スピードもまちまちになります。完全に個人の能力に依存しきってしまうことになります。
だから、ものすごく斬新でかつ人からの共感も得られるような話を考えられる人は、面白いと言われるでしょう。
けれど、個人的にはこっちの方がテンプレよりもつまらなくなる可能性は高いと思っています。
何故なら、前例による保証がないからです。自分では面白いと思っていても、他の人からしたら全く琴線に触れないことだってあります。
理想郷のオリジナル投稿板が、レベルが高い作品が多いながらも、他のジャンルより閲覧数が伸びないということが、そのことをよく示しているのではないでしょうか。

結局のところ、面白いつまらないは「斬新かどうか」だけで決まるわけではないと思います。使い古されたような内容でも、面白い作品は多々あります。
ドラゴンボールは何度読んでも面白いですからね、俺は。
単純な文章構成力を磨くなら前者の方法、設定や展開の力を磨くなら後者の方法を取った方がいいでしょうね。
ちなみに、俺は後者の方法に近いです。結果的にテンプレ的になったりするかもしれませんが、基本的に前例や慣習糞喰らえの人間なので。
だから文章構成力がザルなんですねぇ。



意外とコメ来た。


> おお!熱い弾幕ごっこだった!ついに○○の記憶が戻ったのかぁ…シリアスでいけた河城にとりの発明品GJ!

念のため伏せときますね。珍しく役に立ったにとりの発明品。
まあ、にとりっていうか、基盤部分作ったのアリスなんですが。


> 宴会でUMAを巡るライバル達との激戦・・・これが(十二の)試練か。

おーい、誰かカリバーン持ってこーい。



第一部終わったらどうしようかな。やっぱゴチャマゼ進めるかねぇ。


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