2008/07/14
自重という言葉
それは俺の辞書に存在しない言葉である。
Side Daichi Ohzora
「やれやれ、何とかなったかな?」
俺はビルの屋上から階段で降りながら呟いた。
フェイトちゃんとアルフは家で休んでいる。今晩の飯の材料を買うため、一人街に出かけたのだ。
そうしたら、先ほどの事態に遭遇したというわけだ。
『ジュエルシード』の暴走と確信したが、フェイトちゃんを呼びに行っている間に被害が拡大しそうだったので、暴走を止めようと判断した。
俺は大急ぎで屋上まで上った。そして『天雷』を召喚し、いざ打ち落とそうとしたら、突然木が倒れだしたのだ。
何事かと思い、あたりを見回したら見知った顔と見知らぬ少女がいた。
神内アキラ。どこかの世界で勇者として活躍したらしい少年。いつも『創造主の影』とともにいた彼が、何故かこの世界にいたのだ。
疑問は残るところだったが、どうやら彼も暴走を止めようとしていたらしい。
俺は、彼の実力を知っていたので、彼に任せておけば大丈夫だろうと考え、静観することに決めた。
しばらく木を落とし続けていた彼が、突如高く飛び上がった。・・・全く、相変わらず人間離れした体術だ。
そして彼は小さな家なら粉々にしそうな大圧力の衝撃波を放った。それで、大樹を守っていたらしいバリアは消滅した。
その直後だ。それまで沈黙を保っていた大樹が枝を伸ばしアキラ君を攻撃しようとしたのだ。
彼は空中ながら迎撃しようとした。が、不利なことは見てとれた。
やばいと思ったら体が自然と動いた。天雷を使い射程距離を伸ばした荷電粒子砲を撃っていた。
まずった。が、後悔はない。
その後、アキラ君も俺の存在に気づいたようだ。「そんな、何故あなたが・・・。」ってこっちが聞きたいわ。
俺は首を横に振り、俺のことはくれぐれも内緒にしておくよう伝えた。
見たところ、あの少女は同業者のようだから。今衝突するのはフェイトちゃんにとっても、あまりいいものではないだろう。
けれど・・・。
「さて、どう言い訳したもんかねぇ・・・。」
フェイトちゃんたちがこの騒ぎに気づいてないはずがない。どう説明するか、それが問題だ。
ゴチャマゼクエストSS 『異邦見聞録』 〜麻帆良学園都市・外伝〜
魔法少女リリカルなのは
雷鳴・剣と杖
第六話・たまにはゆっくりと・・・
Side Fate Testarossa
お兄ちゃんに言われたとおり、部屋で休んでいると、突然強力な魔力反応が現れた。
これは――『ジュエルシード』!!
「アルフ!!」
「はいよ!!」
私たちは急いで出撃の準備をした。
だが、それはすぐ、大きな魔導士と思われる魔力反応が現れたと同時に消えてしまった。
遅かったか・・・。
そして、同時にこれから先『ジュエルシード』をめぐって戦いになる可能性を示唆していた。
それを考えると気が重い。けど、私はやらなくてはいけない。
私には、やれなければいけない理由があるのだから。
「ただいま〜。」
・・・お兄ちゃんが帰ってきたみたいだ。
そのことを相談した方がいいかもしれない。
私はお兄ちゃんを出迎えに行くとともに、そう考えた。
「あの、お兄ちゃん。実は・・・。」
そして私は、もう一組の魔導士が現れたことを話した。
するとお兄ちゃんは、難しそうな表情をした。
「そのことなんだけどさ・・・、実は俺、知ってるんだ。さっき現場にいたしな。」
『えっ!?』
そんな、それじゃあお兄ちゃんは
「じゃあ、あんたは他の魔導士が『ジュエルシード』を封印するのを、みすみす見逃したってのかい!?」
「まあ、そういうことになるな。」
嘘!!
「何で!!」
「まあ、落ち着け。その方がいいって判断したからだよ。それについては、順を追って説明する。」
だからそういきり立つな、とお兄ちゃんはアルフをなだめる。アルフはしぶしぶながらも、矛を収める。
「・・・それで、いったいどんな理由があって見逃したんだい?くだらない理由だったら、許さないよ。」
「ふむ、それじゃあ、理由を話そうか。」
そう言って、お兄ちゃんは少々言葉を選び。
「簡単に言えば、あのまま戦ってたら、お互いただじゃすまなかったからだよ。下手をすれば片方が命を落とす。」
え?今お兄ちゃんはなんて?
「どういうことだい?相手はそんなに凄腕の魔導士だったのかい!?」
命を落とすだって?そんな・・・。
「いや、魔導士は大したことない。多分なりたてで、戦闘訓練もあまりしてないだろう。問題はツレの剣士の方だ。」
「・・・剣士?」
「ああ、ちょいと知ってるやつでね。とある世界で『閃光の勇者』とか呼ばれてたはずだ。そうだな、そいつの戦闘力を端的に表すなら・・・。」
お兄ちゃんは少しの間考え。
「駄目だ、うまく表現する方法が見つからん。とにかく、俺と彼が全力で戦ったら、ここら一帯焦土じゃすまないだろうな。」
「・・・それって、相手は人間なのかい?」
確かに、そんなことができる人間がいるんだろうか?それも魔導士ならともかく、剣士で・・・。
「ああ、人間だよ。確か8歳だったかな?」
『8歳!?』
あきれてもう言葉もでない。
けれど、わかった。そんな相手なら、慎重に対処しなければならない。
「まあ、そういうわけだ。それで、今日の夕食は何がいい?」
・・・お兄ちゃんがいきなり話題を変えました。ちょっと、力抜けたかも・・・。
「あ、あんたは〜・・・。」
「何だよ。もう話は終わりだろ?今出てる情報はあらかた話したんだから。
それに、ぶっちゃけ彼に対しては対処のしようがないと思うぜ。何せ、文字通り目にも止まらない速さで襲ってくるからな、彼は。」
お兄ちゃんにそこまで言わせる相手っていったい・・・。
「だから、根詰めて出ないもん出そうとしても、余計な体力を消耗するだけだよ。論文書くときの秘訣は、研究するときは研究して、休むときは休むことだよ。」
つまり、今は休めということだろうか。
・・・でも。
「気がはやるのはわかるよ、フェイトちゃん。」
私の心を見透かしたように、お兄ちゃんが声をかけた。
「俺だって、気持ちが焦ることはあるよ。けどそういうときに動くと、たいてい失敗するんだ。だから、今は大人しく休んで、気持ちを落ち着けよう。」
な?と微笑みかける。・・・不思議と、その笑顔を見ているだけで心が安らぐ。
私はお兄ちゃんの言うとおり、今日は休むことにした。
Side Daichi Ohzora
予想したとおりだ。フェイトちゃんは何らかの理由で焦っている。
やはり、衝突を先送りしたのは正解だったか。時間を置けば、解決できる問題になるだろう。
今はフェイトちゃんは心の平静を保つべきだ。この後結構大変になるんだから。
それにしても、フェイトちゃんは頑張りやさんだと思う。お兄ちゃんとしては嬉しいんだけどね。
ちょっと頑張りすぎだと思う。もう少し肩の力を抜いて、歳相応に笑えるようになってほしいんだが。
・・・ふむ、ちょっと手を打ってみるか。
翌日。
「フェイトちゃん。今日は一日、お兄さんと遊ぼう!!」
朝食の席で、俺はフェイトちゃんに宣言した。フェイトちゃんもアルフも目が点になっている。
まあ、そりゃそうだろうな。予告なしだもん。
「あ、あのお兄ちゃん?私、『ジュエルシード』探しが」
「そんなもん、後で取り返せばよか!!今日はフェイトちゃんお兄ちゃんと一緒に遊ぶの!!」
言葉を途中で遮り、有無を言わせぬ勢いで言う。
「あ、あんた何を考えてるんだい?」
アルフがあきれた調子で聞いてくる。
俺はアルフの側まで行き耳打ちする。
「(いや、フェイトちゃんって少し頑張りすぎだろ?だから、息抜きも必要だと思うんだ。どうせ俺が来るまでまともに休んでなかったんだろ?)」
「(ああ・・・、まあ、確かにね。けど、いいのかい?あの子は一刻も早く全ての『ジュエルシード』を集めたがってるけど・・・。)」
「(俺には『ジュエルシード』があの子を笑顔にできるとは思えないんだがね・・・。俺はあの子に自分自身を大切にしてほしいと思ってる。)」
「(それはあたしだって一緒だよ。)」
「(Good。なら、ちょっと手伝ってくれよ。)」
「(・・・仕方ないね。)」
密談終了。フェイトちゃんが不審気な表情をしている。
「ほら、アルフも遊ぶといいって言ってるぜ?」
「・・・アルフ?」
「い、いやさ!フェイトはこっちきてからずっと働きっぱなしだったじゃないか!だからたまには羽休めしてもいいんじゃないかな!!」
アルフの突然の寝返りに、フェイトちゃんも驚く。
「・・・でもやっぱり、私は『ジュエルシード』を集めなきゃ。悪いんですけど・・・。」
全く強情な子よのぅ。ならば奥の手を出すまでだ。
「・・・そっか。フェイトちゃんは俺と遊びたくないのか。そっかそっか・・・。」
なるべく悲しそうに、俺は言う。それを聞いてフェイトちゃんが焦りだす。
「え、あの、別にいやとかじゃなくて」
「ああ、お兄ちゃん悲しい。妹にかまってもらえなくて寂しい!!」
嘆く俺(演技)。さらにうろたえるフェイトちゃん。よし、もう一押しだ。
「こうなったら一人残された俺は寂しく一人じゃんけんに興じるさ・・・。はははははははははははは。」
とどめに壊れた笑い声を上げる。
「わ、わかりました、一緒に遊びますから!だからそんな寂しいことしないで!!」
どうやら、俺が薄暗い部屋で一人『じゃんけんぽん、あいこでしょ、あいこでしょ・・・』ってやってるのを想像したらしい。
フェイトちゃんの目が微妙に哀れんでいたが、気にしない。計算どおりだから。
「よし言ったな?一緒に遊ぶって言ったな!?嘘つくなよ!!?」
「嘘じゃないですから、お願いだからそんな悲しそうな目で私を見ないで・・・。」
必殺、子犬のような視線。これでフェイトちゃんを陥落させる!!
「指きり!!指きりしたら信じる!!」
「わ、わかりました。」
「ゆ〜びき〜りげ〜んま〜ん、うそついたらはりせんぼんの〜ます。」
フェイトちゃんは顔を真っ赤にさせながら指切りをしてくれた。
うん、やっぱいい子だね。お兄さん嬉しいよ。
かくして、俺たちは今日一日、街で遊ぶことになった。
「あんた、・・・いや、もういい。あたしは何も言わないよ。」
「何だか腑に落ちんが、まあいいだろう。」
Side Fate Testarossa
今、私は街の中を歩いています。お兄ちゃんとアルフと一緒に。
お兄ちゃんは道々の店で、私に合いそうな服やアクセサリーを見繕って、少しでも私が気に入ったものを買って行った。
この世界に来たときに財布を持っていたようで、その中から出していた。
ちらっと見えた感じ、お札がいっぱい入ってるように見えたんだけど・・・。改めてお兄ちゃんが凄い人だと思った。
今、私たちはカップルがたくさんいる公園の中を歩いています。
ま、周りから見たら、私たちもカ、カップルに見えるのかな?そう思ってドキドキした。
でも、私とお兄ちゃんは10近く歳が離れてるんだよね。流石に無理があったかな・・・。
そう思っていると。
「いや〜、フェイトちゃんみたいな可愛い女の子連れて歩けるなんて、男冥利につきるね。」
お兄ちゃんがそんなことを言った。私は顔の温度が上がるのがわかった。
それから私たちは「翠屋」というお店に入った。
お兄ちゃん曰く、「何だかあの店からやたらと美味そうなにおいがする」らしい。
私たちはそのお店に入って昼食をとることにした。
私はクリームパスタを、お兄ちゃんはミートソースパスタを頼んだ。
出てきた料理は・・・凄くおいしい。ひょっとしたらお兄ちゃん以上かも。
そう思ってちらっとお兄ちゃんの顔を見たら、凄く驚いた表情をしていた。
「マスター、凄く美味いっすね!これ、どうやってるんすか!?」
「うふふ、企業秘密です♪」
この店の料理人である女性が、笑いながらはぐらかした。そう簡単には教えてくれないか。
「ごめんなさいね、私、ちょっとやることがあるから出なきゃいけないの。あとはうちの人に任せるから、何かあったらあの人に言ってね。」
「わかりました。」
その女性はお兄ちゃんの答えを聞くと、パタパタと走っていった。
まだ少し早い時間らしくて、他に人はいない。
「すまないね。ちょっと今うちに、勉強を教えなきゃいけない子がいてね。」
「はあ、育児っすか。そらまた大変ですね。」
もう一人の店の人――恐らく店主の男性が、そう言った。お兄ちゃんは感心したように言った。
「それにしても、君たち見ない顔だね?引っ越してきたのかな?」
「はい、つい最近こっちにこしてきました。あ、俺は大空大地。この子はフェイトちゃんで、こいつはアルフっていいます。」
お兄ちゃんが説明する。・・・まあ、嘘じゃないよね?
ちなみにアルフは、先ほどからずっと与えられたミルクをなめている。
「しかし、デートかい?いや、それとも妹と散歩かな?」
「妹とデート、てことで。」
デート、と聞き、私は真っ赤になってしまった。が、こともなげに言う大地お兄ちゃん。
「ははは、それはいいな!おっと、自己紹介が遅れてしまったな。俺はこの喫茶『翠屋』のマスター、高町士郎だ。」
「よろしく、士郎さん。」
お兄ちゃんは男性――士郎さんの手をとる。
「大地君、と言ったか。それにフェイトちゃん。君たちは学校はいいのかい?」
「俺は飛び級っす。これでも、修士とって、研究職に就いてるんすよ。フェイトちゃんは、学校まだ決まってなくて。」
お兄ちゃんの言葉を聞いて、士郎さんが驚いて「それは凄いな・・・」と言っている。・・・何だか嬉しい。
「するとフェイトちゃんは、うちの娘と同じ学校に行くことになるかもしれないな。」
「お、士郎さん娘さんがいるんすか。それは機会があればうちのフェイトちゃんにも紹介してほしいですね。友達は多い方がいい。」
・・・お兄ちゃんの心遣いは凄く嬉しい。でも、私は今やっていることが終わったら自分の世界に帰らなきゃいけないから、友達は作れない。
そうしたら、お兄ちゃんともお別れしなきゃいけない。
そう思ったら、胸がズキンと痛んだ。
「それじゃ、士郎さん。さっきの人にご馳走様でしたって伝えておいてください。」
いつの間にか、お兄ちゃんは食べ終えていた。私も、気がついたら皿は空だった。
お兄ちゃんは私の口の周りを拭いてくれた。
――本当に、この時間がいつまでも続けばいいのに。
そう思うと、胸の痛みが止まらなかった。
Side Shiro Takamachi
大空大地君か。近年見ない、感じのよく芯の通った子だったな。
それに、あの若さで修士を取っていると言っていった。しっかりした子だ。
そしてもう一人の子。フェイトちゃん。なのはと同い年ぐらいだろうか?
見るからに日本人ではなかった。恐らく、本当の兄妹ではないのだろう。
けれど、本当の兄妹以上に仲がよく見えた。いい兄妹だ。
だが、フェイトちゃんの方には『闇』が見えた。心に抱えた悩みだとか怖れだとか、そう言ったものだ。
何があるのかは聞けない。俺がそこまで踏み込んではいけない。それは彼らの問題だ。
けれど、大地君。彼ならフェイトちゃんを守ってあげられるだろう。それだけの強さを彼は持っている。
妹をしっかり守ってやるんだぞ、大地君!!
Side Daichi Ohzora
俺たちはその後も、とにかく遊び倒した。
ゲームセンターにも行ってみた。映画館にも行ってみた。
そして今、俺たちは夕暮れの臨海公園にいる。
「楽しかったか?」
俺はフェイトちゃんに尋ねた。
フェイトちゃんは、今までみたことのない、最高の笑顔で答えてくれた。
「うん、ありがとう、お兄ちゃん!!」
俺は、知らず口の端が緩んだ。
「やっと、思いっきり笑ってくれたな。」
それを聞いて、フェイトちゃんはちょっと赤くなる。
「君ぐらいの歳の子はね、もっと自分の感情に正直であるべきだよ。笑いたいときに笑って、泣きたいときに泣けばいい。」
簡単なことなのだ。ほんのちょっとだけ、心にしている鎧を緩めるだけ。それだけなのだ。
大人になるにしたがって、鎧ががんじがらめになっていき、どんどんできなくなってくる。だから、子供のうちはもっと素直でいい。
「・・・けど、私は『ジュエルシード』を集めなきゃいけないから・・・。」
ほらまた鎧を着込もうとする。俺はフェイトちゃんの頭を軽くこづく。
「フェイトちゃんはさ、やっぱり頑張りすぎだよ。そんなに生き急がなくたって、時間はまだまだある。
だから、いつもいつも『あれしなきゃ』『これしなきゃ』じゃなくてもいいよ。」
フェイトちゃんは伏いてしまった。ああ、困らせちゃったかな。
「難しいことじゃない。肩の力を少し抜けばいいんだ。ただ、日々を楽しめばいい。生まれてきたんだったら、楽しまなきゃ嘘だろ?」
結局、永遠に存在するものなんていないのだ。だから、日々をどういう思いで生きるかだけだ。少なくとも、俺はそう思って生きてる。
フェイトちゃんは少し顔を上げ、何か言いかけ、そしてやめた。
「・・・今はまだわからなくてもいい。けど、覚えていてくれ。いつかきっと、それがフェイトちゃんの糧になる日がくるから。それに・・・」
俺は鼻の頭をかき、少々目をそらし。
「さっきのフェイトちゃんの笑顔は、俺もまた見たいから。」
フェイトちゃんの顔は赤かった。でも多分、俺の顔の方が赤いだろう。
けど、それでもいい。今のこの時間は優しいから。
明日からはまた、『ジュエルシード』を探す日々だ。その前に、今日の間だけは、こんな優しい空気であってほしい。
そう思うから。
Side Alph
あたしはずっと見ていた。フェイトのことも、大地のことも。
今日、フェイトは今まで見たこともないくらい、生き生きしていた。そんなフェイトを見ていると、あたしも嬉しい。
フェイトをそんな気持ちにしてくれた男、大空大地。まだ不可解なところもあるけど、それでもあたしはこいつを信頼できる。
こいつならフェイトに『幸せ』をあげられる。
いっそのこと、こいつと三人で逃げてしまえれば。そう思ったりもする。
けど、多分フェイトは認めない。いくらひどい人間でも、『アイツ』はフェイトにとって唯一なんだ。裏切れない。
だけどそれでフェイトは幸せなんだろうか。あたしにはわからないよ・・・。
フェイトの幸せはすぐそこにあるはずなのに。
それが凄く、遠く感じられた。
ここで解説せねばなるまい!!
※1.大地は修士取った上で高校言ってます。曰く、「その方が面白い」
※2.フェイトの現在の最大の悩みは大地との日々の終了、そしてそれは未解決
※3.大地はアキラたちと敵対する気はない。けど、フェイトは聞かないだろうな〜と思っている。何とか話し合いたいところ。
アキラサイドについて
※4.アキラに関しては、ゴチャマゼシリーズ通してだが、語られていないストーリー(未掲載)が存在する
※5.アキラは基本的に恋愛に疎い
※6.だからといって、なのはがアキラにほの字かというと、そうとも限らない。未知数ってこと
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