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後遺症がある、ような

単に時間開いたせいでどう作ってたか忘れただけですけどね。
とりあえず、今週何とかしようと思ってたレンタルチャット的な何かですが、全く手が付けられてません。代わりに他のところで機能強化してます。
けど、返ってそれでよかったのかもしれません。
レンタルチャット的な何かでは、現在のリア茶のように常に画面更新をかけるのではなく、発言部のみを再読み込み、JavaScriptで置き換えということをやろうと思っています。
んが、今まで俺がやってたやり方だと、ある程度更新をかけるとメモリリークが発生するという不具合があることが判明しました。
備忘用に書いておくと、原因はinnerHTMLの使い方で、ある要素の内部のinnerHTMLを上書きすると、前のinnerHTMLで生成されたエレメント自体は生き残ってしまうらしく、エレメントが無制限に増えてしまうということが発生するようです。
これを避けるためには、まず対象となるエレメントからremoveChildを使って子エレメントを削除し、次にdocument.createElementで新しいエレメントを作成、その中にinnerHTMLを埋め込み、生成したエレメントをappendChildするということが必要らしいです。
大半の人は何言ってるのか分からないと思いますが、ちょっとでもJavaScriptやってる人なら、innerHTMLの便利さと重要さは理解できると思います。しかしその使い方には注意が必要だったというわけです。
趣旨取れの方でもinnerHTMLによる動的置き換えの箇所は結構ありますので、全てremoveChild・appendChild方式に置き換えることにしました。割と大変でした。
これを踏まえてレンタルチャット的なものを作れば、メモリリークの発生しない非同期チャットが作れるんですが、やっぱりどこまで作ったか忘れたっていうね。そもそもセキュリティ云々のところで唸ってたはずだし。

何はともあれ、5月いっぱいかかるかもしれません。ショウガナイネ。

次はブーメランと宣言していたのでベネさんシクヨロ。

最近やってること

うん、執筆とか完璧に止まってるんだ。すまないんだ。だけど、思い立ったら動かないと気が済まない主義なんだ。

んで。んで。んで。
本当はこっちでは告知しないつもりだったんだ。今やってることってこことは全く関係ないことだし、できれば切り離しておきたかったんだ。だけど、他に周知する方法が思い浮かばなかったんだ。

んで。んで。んで。んで。んで。んで。
それでもこことは関係ないわけなんだ。つまりはここの更新はやっぱり停滞しているわけなんだ。もうちょっと更新出来ない日が続くと思うんだ。

まあ、どういうことかというと。

こんなの作ってました。

当然動いてるのはこのサーバーの上です。自分持ちのサーバーは色々出来るので、「レンタルサーバー上でも大丈夫」が基本方針のこっちとはだいぶ違うことしてます。たとえば常駐のデーモンプロセス動かしてたりとか。レンタルでやると怒られるのよね、これ。
まあ、レンタルでも出来ないことはないですよ? 一応WEBアクセス経由でデーモンを起動する手段は持ってますから。サービスの品質とかは激烈に下がると思いますけども。あといつアカウント停止させられてもおかしくないし。
「レンタルでも出来ないことはないけどやりづらい」ことを堂々とやってます。まあ、それ言っちゃったらこっちもだいぶやってるんですけどね。幾分マシだけど。
ともあれ、そんな感じです。
こっちが「俺がやりたい放題やったものを適当に公開しているページ」だとしたら、向こうは「俺がやりたい放題やった結果物を皆が使えるようにカスタマイズして公開しているページ」です。使ってもらえないことには話にならないので、こうしてまだ人の来るここで告知したわけです。
それでも来る人少ないと思うけど。ショウガナイネという許容の心を持っていてはいつまで経っても使われないので、何とかする方法を考えてみようとぞ思ふ。
まだ足りてない機能とかもあるので、それもおいおい実装していこうと考えています。

ちなみにこれ作ろうとした理由が、久遠天鈴さんでアンケートシステム使ってもらおうと考えた結果っていう。どんな思考の飛躍があったと言うのか。

そういうわけで、SSはもう少々お待ちください。連休中にジェバンニすれば、必要最低限な機能は揃えられると思うので。

4月中にもう一回うふふんに回したかったのに空気を読めなかったベネさんにブーメラン。

期待されたら裏切れって俺が言ってた!!

そりゃ俺人に期待されるの嫌いですからね。期待されたら裏切りますよ、俺は。
とはいえ、今回も実はそれなりに書くことたまってます。3740文字を超えることはないと思いますが、それなりの長さにはなるかも?
しかもある程度専門的な話になりますので、ご興味のない方はうふふんの曲でも聞いててください

それでは早速行きましょう。お題は、「VMWare Serverによる仮想環境の構築と外部からのアクセス」です。

今俺が仕事で作ってるシステムって、具体的な内容は省きますが、Windowsで動く携帯向けシステムなんですよ。
皆さんご存知かはわかりませんが、実はWindowsって普通にWEBサーバー(この場合アプリケーションサーバーですが)として動かす機能があったりするんです。IIS(インターネットインフォメーションサービス)でググれば詳細が分かると思います。
普通にっていうのは、別にWindows Serverである必要はないってことです。Windows XPでも十分WEBサーバーにできますよ。
まあ、実際に「サーバー」として動かすためには、複数のユーザーが同時にアクセス出来たりする必要があるので、これはあくまでWEBサーバーとしての運用が出来るのみでしかありませんが。
話が盛大にそれましたが、ともかくWindowsのIISというサーバーで動くシステムを作ってるわけです。
ところで、現在仕事を請け負ってる先というのがとても小さな会社なんですが、外部に向けたテストサーバーが存在しないんですよ。
普通の仕事だったらそれで事足りるのですが、今回作ろうとしているのは携帯向けのシステム。最終的には携帯でアクセスをしてテストしなければなりません。実際、PCでは動いたけど携帯では動かなかったということが何回かありました。
携帯でVPNとか使って内部からアクセスなんて真似は出来ません。そのため、外部からアクセス可能なサーバーが必要だったのですが、それが本番環境しかないという有様でした。
幸いなことにお客さん(仕事を請け負った会社に依頼をした会社)もそれを理解してくれたので、本番環境兼テスト環境という形で仕事を進めてくることが出来ました。
しかし、少し考えればわかることだと思いますが、これって非常に危うい環境です。まだリリースにはなっていないから出来ていますが、これがシステムリリースという形になったら、何があってもミスは出来ないということになってしまいます。
たとえばテストソースにPCでは動くけれど携帯では動かない部分があったとしましょう。それを本番環境に適用した瞬間、ユーザーにとっては重大な不具合という形で発現してしまいます。そしてそれはシステムのユーザー離れを誘発することになります。
勿論手間という面もあります。お客さん先のサーバーに俺はアクセスできません。ソースをアップしておいて、サーバーに適用してもらうよう依頼するしかありません。
なので、俺の手元で動かせる外部アクセス可能なテスト用Windowsサーバー環境が欲しかったわけです。

ここまで前置き。ここからが今回の本題です。
うちには自宅サーバーがあります(皆さんが読んでるこの日記も、っていうかこのサイト自体うちのサーバー上にあるものです)。そして、そこに入っているOSはLinuxです。
何故Linuxを選んだかというと、純粋にサーバーとしての利用を考えた場合、Windowsよりもはるかに軽いからです。サーバーを立てる上で、俺は軽さを重要視しました。
今回必要となっているOSはWindows系。しかしサーバーに入っているOSはLinuxです。では、どうやってLinuxが入っているサーバーにWindowsを入れればいいでしょうか。
その答えとなるのが、今回のお題の一つである「仮想環境の構築」です。
仮想PCという言葉は、そろそろ皆さんも馴染んでいる頃かと思います。Windows7ではWindows Virtual PCという仮想環境構築ソフトがあり、XPモードというものも存在します。
今回やろうとしたのは、それをLinux上で動かすということです。
実を言うと、俺は以前VMWareでなく「Xen」というLinuxの仮想化ソフトを利用しようとしたことがあります。これはあえなく失敗し、HDDの不具合が発生したときに、ともに闇の彼方へと葬り去られました。
今回は前回の失敗を活かし、Windows・Linuxともに広く使われている仮想環境構築ソフト「VMWare Server」を利用することにしました。
こちらは広く使われているだけあって、解説サイトも親切なものが多数存在しています。
VMの構築で難しいところは何一つありませんでした。rpmを使ってVMWareをインストールし、vmware-config.plというコマンドを叩き、あとはほとんど空エンターでしたから。
サービスを登録し、SSLでポート8333にアクセスし、VMWare Server Consoleにアクセスすることが出来ました。これで下準備完了です。
これからVM(Virtual Machine)を構築します。Consoleのメニュー「Virtual Machine」から「Create Virtual Machine」を選択します。
ここで最初にOSを選ぶことになるのですが、注意が必要です。何かと言うと、構築できるVMは「インストールディスクを持っているOS」に限られます。俺も最初それでWindows Server選んで失敗しました。
今回ほしいのはWindows系なので、もともとサーバー筐体に入っていたWindows XP Professionalを選択。あとは適当なHDD容量やメモリ設定をします。
VMの設定が完了したら、サーバー筐体にWindows XPのインストールディスクをセットし、VMを起動します。
すると、Console画面から子ウィンドウが開き、昔見慣れたXPのインストール画面が立ち上がりました。
これを見た瞬間俺は思いました。「なるほど、これは確かに『仮想マシン』だ」と。
つまり、その子ウィンドウこそがVMのディスプレイであり、操作をする端末であるというわけです。実体としての筐体があるわけではなく、仮想的にマシンを作り上げている、そんな感じです。
後は普通のXPのインストールと同じです。ガンガン進めて行きます。
と、ここで問題発生。どうやらこのVM、ネットワークにつながっていないようです。
解説サイトではVMのネットワークアダプターをBridgeに設定していましたが、うちの環境には適合しなかったようです。三つある選択肢、「Bridge」「Host Only」「NAT」からNATを選択しなおします。すると、VMがネットワークにつながりました。
VMが更新プログラムやIISをインストールしている間に、VMのWEBサーバーを外部接続する方法を調べます。
どうやら、VMWareには「ポートフォーワード」という機能が存在するようです。本体であるサーバーの特定ポートへのアクセスを、VMの指定したポートへのアクセスに変換する機能です。
これを使えばVMのIISに外部からアクセスできるようです。というわけで、早速Consoleから操作……って、そんなメニューねえぞ。
調べに調べ、とうとう英語サイトにまで手を出しました。要約すると、「Linux版には便利なメニューないから、手作業で設定しようぜ!」とのこと。Linux版の風当たりが強い。
あとは手探りで設定ファイルを探し当てました。VMWare設定フォルダにあるvmnat8/nat/nat.confというファイルです。
ここに既にテンプレートとしてポートフォーワード文が書かれてコメントアウトされていました。コメントアウトを解除し、VMWareを再起動。
この間にIISとかのインストールや設定を終え、テストプロジェクトをInetpub\wwwrootに配置。PCからhttp://サーバーIP:指定ポート/テストプロジェクト/にアクセスしてみました。
諸事情あって画像は出せませんが、ちゃんとアクセスすることが出来ました。どうやら設定は成功のようです。これでWindows外部向けサーバーが構築できました。
喜び勇み、携帯を取り出しEZWeb起動。さっきと同じアドレスを入力し、wktkして待つことしばし。
……つながらねえじゃねっかよう。
ポートフォーワード設定も、IISの設定も出来ています。考えられるのは、このポートへのアクセスが拒否されているということ。一体何が原因で……。
これで丸一日ぐらい悩みました。で、昨日チャットで消せるでっていうKeceldettyさんに助力を求めました。
「ケディー、こいつを見てくれ。こいつをどう思う?」
「凄く……ファイアウォールです」
「Oh…」
ということで、結論はファイアウォールで弾かれているということでした。今まで意識したことなかったけど、ちゃんと機能してたのねファイアウォール。
自分の備忘用に、どのコマンドでポートに穴をあけたのか記しておきます。
iptables -I INPUT -p tcp –dport 指定ポート -j ACCEPT_COUNTRY
ポートを閉めるときは以下の通り。
iptables -D INPUT -p tcp –dport 指定ポート -j ACCEPT_COUNTRY
これで本当に外部向けIISサーバーを構築することが出来ました。嗚呼疲れた……。

というわけで、VMWareで仮想サーバーを立てるときの留意事項。
・ポートフォーワードを使いましょう
・ファイアウォールに穴をあけましょう
以上です。
たったこれだけのためにどんだけ時間使ってんだとか言わない。

これがこの2日間ぐらいの仕事内容なわけですが。

4,000文字……だと……?

……期待は……裏切れなかったよ……。

こうなったら無茶振りするしか。
=INT(RAND()*3)=1ということで、次はシグマさん。一番いい画像を頼む。