さて皆さんおはこんばんちわなら寒くなってきたので体調を崩さないように気をつけてください。ね。
と、言うわけで明日はヴァレンタインデーですね。
プラットフォームが日本なので男性はどうか知りませんが、女性の方はチョコレートの練習も終わってそろそろ本番のチョコを作る頃ですか。
きっと手作りでカカオから厳選して特殊な製法を使い形に拘って綺麗にデコレーションしたチョコレートに思いの丈を載せて意中の人に送ることでしょう。
で、その見返りに愛情をくれと言うわけですか。
なんとも盗人猛々しい。
あなた方は手間をかけたチョコレートとヴァレンタインデーという特殊環境下におけるロマンスの引き換えに、他の女性の恋慕を押しのけてまで意中の人の愛情を得んとしたのです。
そのために着飾り、小道具を用意し、小細工を弄したのです。
それはもはや愛情や親愛ではなく、打算です。要求です。
これでは命を賭しでまで愛する男女を結ばんとしたヴァレンティヌス司祭も浮かばれないでしょう。
あなた方の打算的行動の出汁に使われ、さらには企業利益のためにすら利用される。実在したかはさておき、ヴァレンティヌス司祭の献身の精神をあなた達は踏みにじったのです。
まるで強盗のように美味しいところだけを持って行って後のことは土足で踏み荒らしたのと同じです。
そこまでして相手の心が得たいというのならどうぞすればいい。ただし、良識が有る相手ならばあまりにも装飾過多なその思いは敬遠され、結果貴女の思いは実ることはないでしょうが、ね。
などと、好き勝手書いたらここのところ荒んでいた心が少し平穏に傾いたのでちょっとまじめにお話をしましょう。
まず、上で言ったことは全て本音ではあるんですが考えても見てください。ヴァレンタイデーってどう見ても騒ぎすぎだと思うのです。
そもそも、アメリカなどでは「女性が男性にチョコレートを送る」どころか送るものがチョコレートと決まっているわけでもないですし、男性が女性に送るのはもちろん同性同士でも贈り物を送って親愛の情を示す日だそうです。
名前のもとになったヴァレンティヌス司祭のエピソードから考えれば、恋人同士のイベントと言う意味では日本のソレの方がより原義に近いとは言えるのですが、それにしたって思いは女性から男性への一方通行。渡すものもいつの間にかチョコレートと定められ、親愛の情だと区別するためにわざわざ友チョコなどを設ける、さらには、言い方は悪いですが。完全に「お返し」を求めた下衆な義理チョコなどまで出てくる始末。
日本なりに進化した結果といえば聞こえはいいですが、もはや原型を留めぬその姿に司祭も草葉の影で泣いていることでしょう。
あまつさえ、ホワイトデーなどという対になる日まで作られて、まるでヴァレンタインデーのイメージカラーが黒と言わんばかり。
チョコレートの色が黒褐色だからといって、黒から連想される邪悪やら怨恨などのイメージまで押し付けられるのはあまりにも不憫です。
まあ、日本でのヴァレンタインデーのあり方自体が企業の営利目的の上に成り立っているのですからある意味では的を射ているとも言えるのでしょうが。
所詮ヴァレンタインデーに一喜一憂している人々は皆、企業という黒いお釈迦様の手の上で踊っているにすぎないのでしょう。
子曰、「過猶不及。」貪欲に生きるのも結構ですが、いき急いで失敗するよりは牛の歩みでしっかりと道を確かめながら進むことも必要である。と、今のヴァレンタインのあり方は教えてくれているのかもしれません。
そんなわけで、今回は私がガンガン心情を吐露したのでバランスを取るために次回は守りの姿勢のディモルさんにお願いします。
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