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ピンチヒッターの登場です。

「フフフ 人間の偉大さは−恐怖に耐える誇り高き姿にある−
ギリシャの史家プルタルコスの言葉だ 」
っという言葉を残して散って行った(後に復活したが)ナチスドイツ軍人がいましたが……あ、ディモルです。

無論セリフ中にもあるように、本当にこの言葉を残したのはブルタルコスという人ですが、時折漫画などの創作物で昔の偉い人の名言が引用されるのを見ると、なんとなく調べてみたくなることもありますよね。

ネットでの検索だと全部引っかかるわけではなく、やはり実際に本を買って読んだ方が知識の数も中身も良くなるものですが、そこまではしない…なんとなく中途半端な気がする私。

さて、モンハンに夢中で(最近はソロプレイは飽きてきたのでやってないが)全然投コンを更新してない身ではあるが、ちょっとした空いた時間に一応自作SSのネタを探してる自分。いろいろ探してみる中、少し目に長く留まったものといえば…

「『勇気などは、天性のものではない。
  臆病者が、自分自身を練り、言い聞かせ、
  知恵をもって、自らを鼓舞することによって、
  かろうじて得られるもので、いわば後天的なものである』
                司馬遼太郎 「夏草の賦」」
というもの。こういったものを見ると自分でもいろいろ考えてみたくなる。

本当に勇敢な人にだって臆病な一面はある。他の人の名言に「『勇気とは、恐怖心を抱いていないことではなく、恐怖心を抱いていても行動する度胸があることだ』(アレクサンダー・ロックハート)」というものがあるように、人はみんな常に恐怖と戦っていると考えさせられる。ネタ探しに買って読んでる本にも「私はつねに(会社がつぶれるかもしれない)という恐怖を抱えているが前向きに仕事をしている」的な内容があり、戦争とか大げさなことに限らず日常でも不安などの怖いことはあり、それに立ち向かう人は恐怖を知らないのではなく、知っているからこそ奮い立てるってのがわかる。

勇気、覚悟といえば人間賛歌がテーマのジョジョの奇妙な冒険。主人公たちの行動信念は「勇気」「覚悟」「黄金の精神(漆黒の意思)」「真実に向かおうとする意思」など作中で評価されてますね。

一方ジョジョは敵キャラも前向きであるのもまた有名な話。だが一方「弱い人間の怖さ」というのも敵キャラのテーマであるらしく、彼らは「恐怖に立ち向かう」のではなく、「恐怖を消そうとしている」、と受け取れるそうな。わかりやすいのはDIOの「世界を支配するものはほんのチッポケな恐怖をも持たぬもの」っといったセリフか…(「人間は安心を求めて生きている(中略)私に従えばすべての安心が手に入るぞ」といったセリフで仲間キャラを勧誘したこともあったね)。
恐怖のない人間は破壊しか生み出さない、恐怖というものが理解できないから相手の痛みもわからない……といったものもどこかで目にした。やはり正しい勇気というものは恐怖と共に存在するのでしょう。

勇気以外にも「真実に向かおうという意思」に対しても「勝てばよかろうなのだぁぁ!」や「結果だけだ!この世には結果だけが残る!」など対になってる部分が見受けられますね。

とはいえ、この敵キャラたちもまた自らの未来のために強い信念を持って行動していることは変わらない(上っ面だけの邪悪とか言われた人もいるけど)。だから味方側も敵側もかっこよく映るんでしょうね。覚悟を決めた人間は正義も悪もひっくるめて美しい、といったことなんでしょうね?

さて、最近こんな考察をして楽しんでる私ですが…自作にうまく反映されるかは努力次第である。これは試練だ…。

「もっともむずかしい事は!いいかい!もっともむずかしい事は!自分を乗り越える事さ!ぼくは自分の運をこれから乗り越える!!」by岸辺露伴

っというわけで次回は「燃さん」に何か乗り越えてもらいます。ではでは。

冗談よ燃さん、本気にしないでね?気軽に引き受けてくれ。

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