Home日常雑記 › 「愛しき鬼は親しきを尊ぶ」

「愛しき鬼は親しきを尊ぶ」

え?なに、私が鬼になった時のことを聞きたい?
・・・いいだろう聞かせてやろうじゃないか。
あれは何時の事だったか・・・。
たしか、夏の夕暮れ頃のことだったと思う。
あの時は学校も終わり、親友と帰っていたんだ。
突然前後不覚になるほどの頭痛がして、受け身も取れないままに私は倒れた。
彼女はとても驚らしい。
なんせ私の額から角が生え、髪が一瞬で腰まで伸びたからしいからな。
すぐ頭痛が引いたと思って立ち上がった私の姿を見て彼女は呆然としていたね。
血まみれになってるわ、何か頭から生えてるわ、髪が何か伸びてるわで頭の中が大混乱だ。
私は頭痛が治まらずそんなことは気づかなかったが。
とりあえず彼女はふらふらしていた私を支えて家まで送ってくれたんだ。
私はいつの間にか気絶してたから知らないが、そのあと家族が何とかしてくれたらしい。
あの時ほど私は自分の家が古い剣術道場だったことに感謝できたことはないね。
でもまぁ、そのせいで私は弟に襲われることになるから感謝は帳消しだがな。
それはともかく、私が次に目覚めた時には治療は全て終わってたらしい。
起きた時親友がそばに居てくれた時本当に嬉しかったよ。
その後、私は両親にに真実を教えてもらったんだ。
うちの家は、代々古くから鬼斬りとして有名だった家で、その鬼斬りの家系なのに鬼と結婚したご先祖様が居るってね。
つまり、私は先祖帰りで鬼の力を手に入れたらしいんだ。
そのあとは・・・色々合ったからなぁ・・・。
世間から遠ざからなくちゃいけなくなるわ、
力加減間違えて親友に怖がらせてしまうわ、
本能を抑えきれずに家族を殺してしまうわ、
そのまま暴走して大惨事になるわ、
そのあと家にあった鬼斬りの刀で親友が殺ころしてくれたわいいが、
なぜかそのままの魂で転生するわ、
転生先の世界で密やかに暮らしてたら人に発見されるわ、
追われたり襲われたりするわ、
その中に前世の弟が復讐として鬼斬りの技で襲ってくるわ、
襲われてた理由が亜人だからっていうつまらない理由だったりするわ、
逃げ切って亜人の隠れ村に偶然見つけたら親友と再会するわ、
親友に長々と説教と謝罪を受けるわ、
あと・・・っと、そのあとはあんたたちも分かるか。
まぁ、私に起こったことはこのぐらいだ。
次は彼女に聞きに行ったらいい。
私より面白い話が聞けるだろうさ。

どうも、燃えないごみです。
最近頭の中に居たキャラの話を書いてみました。
いや、小説じゃなく独白になっちゃってますけどね。
いやはや、力量が足りない。
それはともかく、次の日記は桜姫さんにお願いしたいと思います。

Leave a Comment

NOTE - You can use these HTML tags and attributes:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">

*