本日、学校の帰り道に電車に乗ろうとドアを開けようとすると、入り口前の黄色い線辺りにピンク色したふわふわの手袋が落ちていました。
私は悩みました。
このまま無視して電車に乗ってもいいのかと。
しかし、その時に私の心のうちから、なんと名付けていいのかわからない感情が出て来ました。
私はどういう感情が、その名前を得ているのかはよくわかってないのですが、その時の感情今考えればはきっと迷いだったのでしょうか。
それはともかく、結局私は手袋には触れず、電車のドアを開けて中に入りました。
そしたらなんと、入り口すぐに近くに手袋があるではありませんか。
周りをみてみると数人が席に座っていました。
すぐ近くに対の手袋があるのに、誰も触れていなかったのです。
私は悩みました。
拾うか、拾うまいか。
しかし、拾っても何処に置けばいいのか分からなかったので、結局私はそれにも触れず、ドアを閉め、ドアの向かい側の右側の開いている席に座ったのでした。
席に座り余裕が出てくると頭のなかに何処に置くかが思いつきました。
例えば開いてる席の上、例えば窓の縁、例えば電車外の階段の手すりの上。
しかし、一回座ってしまった私は動くに動けず、そのままで居ました。
すると新たに人が二人、ドアを開け入って来ました。
その人達は手袋なんて無いようにささっと移動して前の方に行ってしまいました。
しかもドアが開きっぱなしだったので少し寒かったです。
その後も数人、ドアを通って行ったのですが、すべての人が手袋に触れず中に入って来ました。
しばらくすると、駅員さんが来て手袋を拾い、汚れを払ってから電車の中にドアを開けて入って来ました。
私はそれを見て安心しました。
しかし、その駅員さんは入って左側の数人に持ち主かどうかを訪ね、なんとこちら側、つまり入って右側の数人には聞かずそのまま出て行ってしまったのです。
私はその時思ったのです。
「今此処にあるこの社会というものはこんなものでいいのか」と。
落ちなんてなかった。
本日の日記は実際にあったことを少々誇張気味に書かせて頂きました。
ちなみに電車乗る前は欲しい本が見当たらなくて半分涙目でした。
それはさておき、次回の日記はディモルさんにお願いしたいと思います。
いやはや、なんとなくディモルさんにとって浪漫とはどのようなものかを聞いてみたいものです。
それでは、皆様、良い明日を。
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