確実に上がってます。やっぱ修行の成果出てますね。
「人の意見を聞かない」と勘違いされている俺ですが、俺は自分にとって必要な意見とそうでない意見を取捨選択しています。でないと、俺が持っている「俺の色」まで読者の色に染められてしまいますから。
小説家になろうで俺が求めた意見は、主に「文章力」の分野に関するものです。どう表現すればどう読者に伝わるか、そんな部分です。
そして、その部分に関する苦言に関しては、俺は吸収させていただきました。ポガティブを書くときには、推敲までを行って文章表現に気を配っています。
で、今日幻夢伝を更新して思ったんですが、確実に筆力が上がってます。まだまだ少しずつですが。
実は今日更新した話って、今日書き始めて今日書き終えました(間に劇団挿んでます)。これは、筆力が上がったことによって、文章表現に悩んでいた部分が解消され、執筆速度が向上したためと思っています。
やはり、聞くべき意見は聞くべきだと思います。おかげで随分と描写力が上がりましたからね。
よく言われることですが、「読者の意見は全て聞くべき」というのが作者のルールであると考えられています。しかし、俺はこれ、間違いだと思ってるんです。
だって、考えてみてください。ある読者は「この主人公は右に行くべきだ」と言いました。またある読者は「この主人公は左を選ぶべきだ」と言いました。
この両方を聞いたとしたら、矛盾してしまうじゃないですか。極端な例ですが、こういうことはままあることだと思います。
それだけでなく、読者は「絶対の存在」ではありません。思ったことが、必ずしも万人共通のこととも限りません。ミスリードになってしまう可能性だってあります。
だから、俺は作者はこうあるべきだと思います。「読者の意見全てに目を通し、必要なものとそうでないものを選り分けるべきだ」と。
完全な人間はどこにもいません。読者にしろ作者にしろ、不完全の中で完全を目指しているんです。
勿論、この考え方も完全ではないでしょう。けれど少なくとも、この方法で俺の筆の力が向上したというのは、実績として挙がっていることです。つまり、俺にとっては合っていた方法だったということです。
執筆環境は十人十色。執筆方法も千差万別。そうでなければ、面白くないでしょう?
Leave a Comment